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![宰相鈴木貫太郎 (文春文庫 452-1) 宰相鈴木貫太郎 (文春文庫 452-1)](https://m.media-amazon.com/images/I/41bilrfmCKL._SR600,315_PIWhiteStrip,BottomLeft,0,35_PIStarRatingFOURANDHALF,BottomLeft,360,-6_SR600,315_ZA21,445,290,400,400,AmazonEmberBold,12,4,0,0,5_SCLZZZZZZZ_FMpng_BG255,255,255.jpg)
宰相鈴木貫太郎 (文春文庫 452-1)
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泣けるビジネス書第2弾。今回もグッとくる話が満載で、会社経営の本質は感動なのだと気づかせてくれる。すべての人が読むべき本。 霊安室を見晴らしのよい最上階に置く「亀田総合病院」(千葉・鴨川)。その理由は「ここが天国にいちばん近いからです」。それを知った末期がんの患者は「この病院で死にたい。そして、死んだら、ここに置いてほしい」と語ったという。 「樹研工業」(愛知・豊橋)は世界で一番小さな歯車を作るメーカー。がんで入院した社員に3年半、ほかと変わらぬ給料を払い続けた。同社の人事は変わっている。採用は先着順。給料は年功序列ではなく、年齢序列。年をとった人が最も働くからだという。会社の方針は役員会議ではなく、全体会議で決定。誰もが経営に参画できる。同社には定年はない。辞めたい時が定年だという。 私が最も感銘を受けたのは「未来工業」(岐阜)。ここは日本一休みの多い会社として有名だ。年間140日、残業はない。それでも、給料は県内トップレベル。 経営理念は「常に考える」。会社のイロハである「ホウレンソウ」も禁止。自分で考えろ、というわけだ。提案書なるものを出すと、内容のいかんは問わず、500円がもらえる、という。 さぞかし活気のある会社かと思いきや、社内は文字とおり、薄暗い。目下、電力危機で、日本中が節電に務めているが、同社では既に節電を実施。使い終わったら必ず消すが習慣になっている。 徹底した節約を図っているが、単なるケチではない。努力によってコストを落とし、人件費は削らない。使うべきところはきっちり使う。それを証拠に、5年に1度は海外への社員旅行も実施。2011年の今年、同社はこの社員旅行をやめて、東日本大震災の被災地へ1億円を寄付した。これも、社員側からの提案で実現した。阪神大震災の時も、取引先の債権1億6000万円を放棄している。 「日本でいちばん大切にしたい会社」は、まず社員の幸せを考える。同書で取り上げられている会社の共通項である。 ネッツトヨタ南国株式会社の横田会長の言葉。 「私たちは車を売ることを目的としてはいません。より大切なことは社員が幸せに働ける会社をつくることです。そうすればお客様にとっても、自然に満足度の高い会社になるのです」 ほかにも、いろんな「気づき」があり、繰り返しページを開きたくなる。この本に載るような会社にしたい、と思った。
- bearman
- 27歳
- アトピー
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